黒ヒゲブログ

体はひとつ!(股関節が痛む方へ)

中学時代にならったのだろうか?
受精した卵子が2分割、4分割と割れていき、最終的に人体に
成るという話。
つまり、言いたいのは
人体は全部で1つで、パーツではないって事!!

「股関節が痛い」という若い女性方が来られました。
他にも肩こりはあるし、かみ合わせも気になるそうだ。
さて、これらの諸々の症状の原因が、足首の靭帯損傷だと
言ったら信じてもらえるでしょうか?

足の靭帯が伸びたとか、切れたとか言ってこられる方は、意外と
多いのである。
それがために来られると言うのではなく、「腰が痛い」「膝が痛い」「足首が痛い」「足の甲が痛い」、場合によっては「頭が痛い」
と言ってこられる患者さん方に話を聞くと、そのようなことを
言われる方が多いのである

しかし、患者さんの中には、足は足であり、腰や膝は関係が
無いと思い込んでいる方が多い。
しかし、それは西洋医学のパーツで考える医術であって、
日本の古来の医術とは、かけ離れているのである。

足を捻挫して、足を引きずって歩いていると、腰が痛くなると
言う様な事を経験している方も多いだろう。
足首の捻挫をして膝が痛くなった、という人もあると思う。
それは、足首の骨についている筋肉が、むこうずねやふくらはぎの筋肉であり、その筋肉が緊張すると、膝の関節をずらして
膝が痛くなるというメカニズム

さて、股関節が痛いという患者さんに、正座をしてもらったところ、見事に左右の膝の長さが四・五センチ違うのである。
それには、患者さん本人が一番驚かれていたかもしれません
股関節も開かないし、10年前の足首の怪我も触るとまだ痛い。

そして足首をメインに施術を行った結果、施術後に足の古傷を触ってもらうと痛みが取れたと同時に、足が開くようになり、
正座をしてもらうと膝の長さが大体揃ってしまった。
噛み合わせも楽になったとの事、こっちも嬉しい

このように、足首からも股関節まで来ると言うことに、患者さんは
驚いておられたが、それは当たり前のこと。

足首だけが単独で動いているわけではないのであり、腰や
股関節、膝、そして足首があり指があって、それぞれが連動して
動いているのである。
体というのは、単独で動いているところは、どこも無いのである。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加