「膝の外側が痛い」そういう患者さんが来られました。
階段を下りるときも痛むし、平らな所を歩いても痛む。
病院ではレントゲンを撮り、「膝の外側の軟骨がちびている」
と診断されたとか。
しかし、これは明らかにレントゲン写真のとり方が悪くて
半月板か軟骨か良くわかってない場合が多いのです。
正確に、自分の手で触れば判ることなんですが。
仰向けで寝ていただくと、悪いほうのつま先は上を向き、
良いほうのつま先は外側を向いてしまう。
これは半月板の異常と、その他のゆがみもあります。
軟骨だけには限定できません。
半月板とは、太ももの骨と膝下の骨の間に挟まっている膝のクッションです。
内側と外側に1個づつあり、膝を強くねじったとか、
何らかの理由で、膝の骨の間から飛び出してしまう事があるのです。
悪い方の外側半月板を操作して、正常な位置に戻しますと、
上を向いていたつま先が、外側に開きだし
良い方の足の角度に近づいてきました。
今回は大分傷められていたので、治療には数回かかって
しまいしたが、もう普通に歩いておられます。