治療の最初は「どこが痛いか」を聴くことからです。
痛む場所によって原因が違ってくるので
これが治療の大事な手がかりだからです。

それなのに「どこが痛いですか？」と訊くと、
「普通の腰痛です」との返答。
「痛いところを指さして下さい」と言うと、
「普通痛いところは決まってる！」という
そんな事も判らないのかという困った答えが返ってきました。

腰痛と言って来られる患者さんの「痛いトコロ」は
色んなパターンがあって
どのパターンが多いかと言われても困るくらい。
背中が痛い、背骨が痛い、ウェストが痛い、お尻が痛い、
それの右側だけが痛い、左側だけが痛い、両方痛い
何もしなくても痛い、前かがみになると痛い、
足まで痛い、足はシビレている、などなど
他にもありますが、何が普通でしょうか？

よく聞かないと、胆石とかの別の専門外の腰痛などもあり、
ふつ～に、痛いところを教えていただけると大変助かります。

ついでに言うと「頭痛」にも沢山パターンがあって、
それぞれ原因が違うので書いておきます。
頭の中心が痛い、鉢巻状に痛い、コメカミが痛い、
眼の奥が痛い、後頭部が痛い、耳の後ろが痛い、
右側だけ痛い、左側だけ痛い、などなど
心当たりはありますか？？？