もう２０年以上前になりますが、
吃音の小学生の男の子を治療したことがあります。
別に生まれつきでも何でもなく、
ごく普通だったのに、段々どもるようになり、
ひどくなったので治療に連れてきたという話でした。

治療してみて驚いたのは、喉のあたりが異常に固くなっている事でした。
なぜそんな事になったのか、当時はすぐには判りません。
本人もご家族も、原因に心当たりは無いと言われます。

「首が悪いなぁ」と言いながら、
首を中心に治療すると、具合も改善されました。
そこでお母さんが、やっと原因を思い出してくれました。
お母さんがまだ幼児の男の子と、自転車で二人乗りをしていて、
止まっている車に激突したと言うのです。
そのはずみで、男の子は投げ出さました。

原因は、その時のムチウチ。
ムチウチと首や体を治し、吃音が治療できました。
事故と吃音がひどくなった時が何年もあいていたので、
結びつかなかったのでしょう。
治療も半年ほどかかりました。

最近も、兄弟げんかの弾みで家具に激突したという
男の子が来られました。
早い治療をお勧めします。
それなら、１回か２回の治療で済みますよ。